結婚していたとき私はあなたで、あなたは私だった

結婚していたとき(同居していたとき)私はあなたで、あなたは私だった。

夫がしたいことを事前に察知して私は行動していたし、夫は私を自分の分身のように自由自在に言うことをきかせていた。

それが辛かった。

だって、私は私 あなたはあなた だから。

 

これに気づいたのは、森絵都さんの「無限大ガール」を読んでから。

amazon kindle unlimitedの範囲だったので、さして期待もせずにダウンロードして読んだのだけど、結果すごく良かった。読後感良い!

無限大ガールのあらすじ

主人公:相川早奈(あいかわさな)高校1年生

センパイ:演劇部の台本の監督で藤見仁平(ふじみじんぺい)高校2年生

 

早奈は、初恋の仁平と同じ高校に死に物ぐるいで勉強して合格する。

そして念願の恋人となるが、わずか4か月で振られてしまう。

理由は

「早奈には、自分てものがない。

早奈はまわりに流され過ぎる。人の意見にふらふら左右される人間って、正直、俺は認められないんだ。一人と一人が出会って二になる、三になる、四になる、その発展的な化学変化を求めて人は人と関わりあうんだと思う。なにごとも本音をぶつけあい、互いを刺激しあって、日々高め合っていけるような男女の関係が理想だ。

自分がない、すなわち基礎値がゼロの早奈とはそれができない。虚無を彼女にはできない」

自分がないという理由でふられてしまった早奈。確かに大好きな仁平に全て合わせてきていた。

その立ち直るきっかけとして、いろんな部活へ助っ人でハケン部員をしていた。

なんでもそつなくこなせたから。

あるとき、何となくうけた演劇部のハケン部員の仕事で、別れたセンパイ(仁平)と再会する。

早奈の役は仲間のネズミたちを率いるリーダー格のネズ美だった。ネズ美は、怖いもの知らずの勇敢な姉貴分。機知と行動力に富み、誰に対してもはっきりと意志表示をするしっかり者。現実の早奈とは真逆のキャラであった。

センパイ(仁平)はネズ美に理想の女性像を重ねて台本を書いたことに気づき、稽古場でネズ美を演じてるときと同様に、現実の世界でもネズ美を完璧に真似てみせれば、センパイがもう一度好きになってくれうのではないかと考える。

そして完璧にネズ美を演じる。いついかなるときも強気で快活、前向きにみんなを牽引する女リーダー。

結果、センパイは早奈のことを再度好きになる。今度はセンパイから。そして告白されるのだが、なんとネズ美はセンパイに恋していないので、ネズ美を演じている限り、センパイのことを好きにならない。

ネズ美を演じて、素に戻っても、センパイに対する恋心が以前より少ないことに気づき、なにかに没頭することがこんなにも自分を高ぶらせ、毎日を充実させてくれることに気づく。

というお話です。

無限大ガールから学んだこと

私は私で、誰かに好かれようなどと思わず、好きなことに没頭するのが大切である。

そうすれば、自分の人生を生きることができる。

まとめ

モラハラ夫と生きているとき、私はいつも夫だった。夫の手となり足となっていた。私の意志は夫の意向で簡単にひっくり返った。

私は自分を生きていなかったので、ひどく無気力だった。

これからは私は私の人生を生きよう。